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焼肉定食(やきにくていしょく)とは、弱肉強食とかけた日本語におけることわざパロディの一種。 == 概要 == 1980年代後半から散見されるパロディであり、「『○肉○食』:○にそれぞれ適切な漢字を入れて四字熟語を完成させよ」という問いに対して、想定されている解答の『弱肉強食』ではなく『焼肉定食』と答えた学生がいるといった都市伝説的な文脈で引用されることが多い〔「ダジャレ――広告界での乱発、もてはやす受け手側にも責任」(新キーワード)『日経流通新聞』1986年4月7日付、p.24〕〔「感字」(鉛筆)『朝日新聞』1988年6月23日付朝刊(埼玉)〕。(都市伝説の一覧#試験も参照)。評論家の大隈秀夫が、出版の専門学校にて「弱肉強食」が正解となる問いを出題したところ、「焼肉定食」と回答した受講生が実際にいたという。その受講生に後で尋ねてみると「それしか思いつかなかった」と答え、大隈を唖然とさせたという〔大隈秀夫『分かりやすい日本語の書き方』講談社、2003年。86-87頁。〕。 焼肉定食とは、本来、日本において大衆食堂や牛丼チェーン、あるいは韓国料理店などで供される定食の一種である。店によって様々なバリエーションがあるが、典型的な焼肉定食は、タレで味付けされた薄切り肉と野菜類に、ご飯と味噌汁と香の物などが一揃いになったものである。国語辞典でこそ、目下のところ用例を見出すことのない一種の俗語であるが、日本人にとって馴染みの深い言葉であり、日本語として広く定着している。例えば、グルメリポートでも焼肉定食の特集が組まれることがある。また、日本国外でも日本の食文化として紹介されたり、外国人向けの日本語教材でも、“set meal with grilled meat”として取り上げられたりしている。 ファイル:Teisyokurei.jpg|焼肉定食の例1 ファイル:Yakiniku Teishoku, Matsuya.jpg|焼肉定食の例2 ファイル:Yakiniku Teishoku Kanban Bando.jpg|「焼肉定食」を供する飲食店の看板。茨城県坂東市にて。 焼肉定食・弱肉強食は、ともに4字の漢字のみで構成される言葉である。国語辞典などで同様に漢字4字が並ぶ言葉を探すと、「弱肉強食」のほか、「臥薪嘗胆」や「一期一会」のように教訓や知識を含蓄し、物事を簡潔に形容する慣用句やことわざとして用例のあるものが多い。このような語は、しばしば「故事成語」あるいは「四字熟語」と総称され、近年ではこれらの語のみを収録した「四字熟語辞典」も出版されている。日本において、「弱肉強食」という語は漢籍に基づく四字熟語であるとみなされており、国語教育において、学生などの語彙力を試す格好の題材となりうる。対して、「焼肉定食」という語は、前述のように国語辞典や四字熟語辞典に用例が見られない俗語であり、多くの日本人がこれが真面目な題材になるとは想定しないであろう。このようにして「焼肉定食」という語は、パロディーとして成立するのである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「焼肉定食 (熟語)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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